| グラハムとビリーの設定はどっちが好みかというハナシ。 『適度に女性ともお付き合いがあって、でも、ビリーのことは恋愛対象として見てくれないグラハムと、 女性とも気軽にお付き合いできるけど、本命はグラハムなビリー君(グラハムは女性よりもMSと手強い敵に燃える設定)、 どっちがお好みですか?』 ――――というSSをどうぞ。 ++朝帰り グラハム編++ 「ねえ、ここんトコ」 軍服の襟元を指さされ、グラハムが訝しげな顔をした。 「痕………残ってる」 ビリーが、ものすごく渋面で告げると、グラハムがぱっと条件反射的に首元を手で隠す。 その仕草を見て、胡乱な目つきになったビリーが拗ねた口調で言った。 「ふーん、やっぱりそうなんだ。さっきから欠伸ばかりしてると思ったら、朝帰りかぁ。いいねえ、お盛んで」 ビリーは、半ばヤケになって、「ヒューヒュー」と口笛を口まねで言う。だが、冷やかされたグラハムは、照れもせずに微笑した。 「妬くな」 その笑顔があまりに艶っぽかったものだから、逆にビリーが赤面してしまった。 「やっぱり、君……それ、反則だから」 ビリーは、こっそりため息を洩らしながら、照れ隠しに眼鏡を直す振りをしたのだった。 END ++朝帰り ビリー編++ 「おい、首のところ…」 グラハムに襟元を指さされ、ビリーが訝しげな顔をした。 「今日は、そのシャツやめた方がいいぞ」 グラハムはそれだけ言うと、横を向いて行ってしまった。 訳が分からず、ビリーが洗面所に鏡を見に行く。 「あ、………やられた」 ワイシャツの襟元すれすれの所に赤い痕が残っていた。ビリーは、さっきからグラハムが不機嫌な理由がようやく分かった。 昨夜の女性が、ビリーが眠っている間に印を残したようだ。しかもワイシャツでは微妙に隠せないきわどい位置だ。 言い訳するにも、なんとなくばつが悪い。第一、グラハムとはそういう関係ではないのだから言い訳する方がおかしいのかもしれない。でも、不機嫌の理由が“これ”ならば、謝っておいた方が無難だろう。 廊下を闊歩するグラハムをすぐに追いかけて、その背中に追いついた。 「あの、グラハム……? その……ごめ―――」 歩きながら背中に向かって言いかけた時、グラハムが突然くるりと振り向いた。 ビリーの胸ぐらを乱暴に掴み引き寄せて、顔を近づけると首筋に噛みついた。ちょうど印が残っている辺りだ。 「ッ……!」 痛いと言うよりも驚きにビリーの眼が真ん丸になってしまった。呆然と立ち尽くすビリーに向かって、 「ざまあみろ」 と、舌を出したグラハムは、それだけ言うとまたスタスタと歩いて行ってしまった。 ビリーは、残っているであろう噛み痕を手で押さえながら腰が抜けたように座り込んでしまった。しゃがみ込んで、真っ赤になった顔を手で覆う。 (うわぁあああああv なんって、可愛いリアクション!!!) 思いもよらぬグラハムの反撃にビリーは一人身悶え、思わずガッツポーズをしたのだった。 END どっちもビリーの片思いっぽいですね。でも、グラハムが少し脈有りなのは「ビリー編」の方かなぁ。基本的にグラハムは「格好良くて、可愛い(おもしろい)」人なんだと思います。(色恋に鈍ければ鈍いほど萌えますv) 「ビリー編」のビリーは、グラハムに振り向いてもらえないので、溜まった鬱憤を女性と遊んで晴らしている感じ(こうやって書くとすごく嫌な男だな! 笑)。アプローチしているのに、なかなか伝わらなくて、たまにこういうリアクションが返ってくるとものすごく嬉しいんじゃないかと。 「グラハム編」のグラハムは、大人なカンジですね。情事を楽しむ余裕がある。個人的には、こっちのグラハムの方が好きかも。男気あふれるグラハムが好きなので、ビリー相手でも無闇に喘がせたくないなぁ(危)。 back |